NIKE | AIR MAX 180 WHITE/ULTRAMARINE-SOLAR RED-BLACK | MONOLOGUE By FURUGISTA B-side

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NIKE
AIR MAX 180
WHITE/ULTRAMARINE-SOLAR RED-BLACK

Release : 2024/05/24(Fri)
Color : White/Solar Red/Black/Ultramarine
Style : FJ9259-100
Price : ¥20,130/Nike Official Store
Country of origin : Vietnam

ナイキのエア180、オリジナルモデルは1991年に発売。デザインはエアマックスなどを生み出したナイキのシューズデザイナー、ティンカー・ハットフィールド(Tinker Hatfield)が担当。初の”180度ビジブルNike Airクッショニング”を搭載した革新的な一足。オリジナルのウルトラマリンが2024年に復刻。

1991年、当時高校生だった自分が初めて手にした本格的なスニーカーがこのナイキエア180。復刻モデルからはエアマックスに分類されるようだけど、オリジナルはエア180という名称だった。

田舎の高校生が町で一番大きいスポーツ店にスニーカーを買いにいく。出会ったのは偶然だったはず。その時代、現在のようにスニーカーの発売日をチェックしてショップに向かうなんて習慣はなかったのだから。

店内でも一際目立つ場所にあるスニーカーの陳列棚に近づいていくと、あざやかなカラーリングが目に入る。白ベースにピンクともレッドともオレンジともいえない飛び込んでくるような発色のカラー。そしてブルーのスウッシュ。

目の前に立ち目線よりやや上の棚にあったスニーカーに目を遣る。驚くところはカラーリングではなかったことに気づく。ソールが透けているではないか。

釘付けだった。

当時の価格は正確には記憶にないのだが、陳列されているどのスニーカーよりも高価だったことだけは覚えている。

お金のない高校生だった自分がどのようにして買うことができたのかは正確に覚えていない。部活動で使うスニーカーを買いにいったはずだが、そうではないスニーカーを買う。学校で使うという名目上、お金はきっと親に出してもらったはずだ。購入する理由付けになったかはわからないが、とにかく部活動を真面目に頑張っていてよかったことの一つかもしれない。

このあと本来の目的用にモデルもよくわからないナイキのとても安価なスニーカーを自分で買ったことを今思い出した。


あれから約30年。あの頃とは違って大人になった自分はこのくらいの価格のスニーカーであればそれほど無理せず買えるようになった。

今回の復刻版は2024年5月24日に発売されていたのだが、その頃、NIKEそのものからちょっと距離を置いていたのですっかり見落とす。偶然見つけたのは7月中旬ごろ。

遅すぎる。

公式サイトではほぼ完売。日本ではポピュラーそうな自分のサイズはもちろんない。ナイキ以外の国内各ショップも完売しているので海外サイトで探す。

いつも購入しているファッションサイトは在庫はあるものの価格が見合わない。最後の砦、StockXにアクセスし確認。サイズやモノによって価格差が激しい印象のサイトだがラッキーなプライスで落札ということもたまにある。

今回はタイミングが良かったのか価格は定価にわずかなプラスのみ。そこに手数料+送料でいける感じだったので迷わず即購入。自分が購入後の落札価格は上がり調子だったのでラッキーだった。

数日後、届く。

早速、開封し試着。サイズは一応エアマックスの仲間であるからとタイトめに予想しややゆとりのあるマイサイズを選択。正解だった。気持ちのいいフィットでジャストサイズ。履いてみると懐かしくもある、けど、すごく新鮮な感じの気持ちがのほうが強い。

ホワイトの色味が昔っぽく感じるのがなんか良い。ソーラーレッド、使われている面積はそれほど多くはないはずなのに一発でこれだって伝わってくる色。あざやかに浮き出るようなブルーのスウッシュ。昔の人が想像する未来を体現したかのような180度でヴィジュアル化したエアクッショニング。思い出補正も存分にあるがかっこいい。

買って良かった。